毎日あの子

ペットロスが辛い時に、読んでほしい話

ペットロスに寄り添う読み物

今、辛い気持ちでこのページを開いたあなたへ。

何かを変えようとしなくて大丈夫です。読み終わったら、また泣いてもいい。 ただ、少しの間だけ、ここに立ち止まってみてください。

「辛い」と感じることは、おかしくない

あの子がいなくなってから、息をするだけで精一杯な日があると思います。 食事の用意もできない。仕事も手につかない。ふとした瞬間に涙が出てきて、止まらない——。

どれも、おかしいことではありません。

人は、深く愛したものを失った時、心と体の両方で深い反応を起こします。 眠れない、食欲がない、何をしても楽しめない。胸の奥が痛い。 これらはすべて、あの子をどれだけ愛していたかを表しているサインです。

「たかが動物のことで」と言われたことがあるかもしれません。 「いつまで引きずるの」と思われたかもしれません。

でも、あの子はあなたにとって家族でした。 毎日そばにいて、何も言わずにあなたを見守ってくれた存在でした。 その存在を失った悲しみは、誰かに測られるものではありません。

どれだけ辛くても、それはあなたが普通でない、ということでは決してありません。 むしろ、あなたが正しく深く愛していた、ということの証なのです。

なぜ、こんなに辛いのか

ペットを失った悲しみが、こんなにも深く、長く続くのには、ちゃんと理由があります。

心理学者キューブラー・ロスは、人が大切な存在を失った時、心が「否認・怒り・取引・抑うつ・受容」という5つの段階を経て、少しずつ変化していくと示しました。 ペットロスも、これと同じ流れをたどると言われています。

「もういないなんて信じられない」「なぜあの子だったのか」「もっと早く気づいていれば」—— こういう感情が順番に、あるいは同時にあなたを襲っているとしたら、 それは異常な反応ではなく、心が悲しみを処理するために通る、自然な過程です。

もう一つ、あなたが特に辛さを感じやすい理由があります。

ペットは、毎日の生活そのものに溶け込んでいた存在でした。 朝、目を覚ました時、玄関を開けた時、ご飯を作る時、夜眠る時—— どの瞬間にも、あの子の気配がありました。 その気配が突然消えると、心は空白を抱えたまま、時間だけが流れていきます。

失ったのは、家族の一員であると同時に、自分の毎日のリズムそのものでもあったのです。

「自分の今の心の状態」を知りたい時は、こちらの診断も参考になります。

→ 10問でわかる、ペットロスの心の段階

辛い時に、すぐできること

今夜、これからでもできることを、いくつか書いておきます。 どれも「やらなきゃいけない」ものではありません。心が向くものだけ、選んでみてください。

1. 涙を、我慢しない

涙が出る時は、思い切り泣いてください。涙は、悲しみを体の外に出す自然な働きです。 「いい大人がみっともない」なんて、誰も言いません。あなたの涙の理由を知っている人なら、なおさら。

2. あの子の写真は、見ても見なくても、どちらも正解

見て涙が出る時は、無理に見続けなくていい。でも、見たくなった時は、いくらでも見ていい。 「もう片付けなきゃ」と急がないでください。物の整理は、心が落ち着いてからで十分です。

3. あの子に話しかける

「ただいま」「おやすみ」——いつも通り、声に出してみてください。心の中で話しかけるだけでも構いません。 会話を続けることは、悲しみを温めて柔らかくする作業です。

4. 体を、ちゃんと休める

食欲がなくても、温かい飲み物を一口だけでも。眠れなくても、布団に入って目を閉じるだけでも。 心を守るには、まず体を守る必要があります。

5. 「何もしない」を、自分に許す

今日は何もできなかった——それで、いいのです。 悲しみの中にいる時、ただ呼吸をしているだけで、あなたは十分に頑張っています。

辛さを、書くことで外に出してみる

辛い気持ちは、一人で抱えきれるものではありません。

話せる相手が身近にいるなら、まずその人に話してみてください。 何度も同じ話になっても、構いません。 ペットロスの悲しみは、繰り返し言葉にする中で、少しずつ形を変えていきます。

ただ、現実には、こんなこともあります。

家族はもう新しい日常に戻り始めていて、自分だけ取り残されている気がする。 友人に話したけれど、本当の意味では届いていない気がする。 「いつまでも引きずって」と思われたくなくて、本当の気持ちは飲み込んでしまう。

そんな時、辛さを 「あの子に直接、書いてみる」 のは、心理学的にも勧められている方法です。

頭の中でぐるぐる回っている感情を文字にして外に出すことを、心理学では「ジャーナリング」と呼びます。 大切な存在を失った時の悲嘆ケアとしても、書くことの効果は多くの研究で示されています。

あの子に宛てた手紙は、誰かに見せるためのものではありません。 「ごめんね」も「ありがとう」も、「会いたい」も「もう一回だけ抱きしめたかった」も—— 全部、書いていい。あの子は、もう全部受け止めてくれます。

ノートが家にあれば、今夜から書き始められます。

あの子から、毎日お手紙が届くアプリ

「毎日あの子」は、ペットロスに寄り添うアプリです。 毎日、あなただけに宛てた手紙が、あの子から届きます。 あなたはそれに、自分のペースで返事を書けます。

「ありがとう」も「ごめんね」も「会いたい」も—— 誰にも見られない、二人だけの場所で、ゆっくり言葉を交わせます。

朝起きて、まず手紙を読む。それだけで、一日のはじまりが少し穏やかになる—— そんな時間を、よかったらあなたにも。

*「毎日あの子」は、グリーフケアの専門医療や治療を代替するものではありません。

悲しみが長く続く時は、専門家へ

半年以上経っても日常生活に支障が出ている、強い抑うつ症状や不眠が続く、自分や他人を傷つけたくなる—— このような場合は、心療内科やペットロス専門のカウンセラーに相談してください。 一人で抱え込まないことが、一番大切です。

もう少し読みたい方へ

あなたの心が、少しだけ穏やかになりますように。