毎日あの子

ペットロス症候群の症状
— これは普通?それとも病気?

ペットロスに寄り添う読み物

眠れない。食欲がない。何も手につかない。体のあちこちが痛い。
「自分の状態、おかしいんじゃないか」と検索しているあなたへ。

最初に書いておきます。あなたが今感じている症状の多くは、ペットロスの「正常な反応」です。病気でも、おかしくも、ありません。

それでも、症状が長く続いたり、強く出ている場合は、専門家の手を借りることも考えてください。 この記事では、よくある症状と、専門家に相談すべき目安をまとめます。

ペットロス症候群とは

「ペットロス症候群」とは、大切なペットを失ったことによって、心と体にさまざまな症状が現れる状態を指します。

ただし、これは「病名」ではなく、グリーフ(悲嘆)反応の一種です。 人を失った時の悲しみと、医学的には同じカテゴリーに分類されます。

つまり、ペットロスは「気のせい」でも「甘え」でもなく、心理学的・医学的に認められた、ごく自然な人間の反応です。

主な症状(心の症状)

ペットロスで現れることが多い心の症状は、次のようなものです。

  • 深い悲しみ、喪失感が続く
  • あの子がいないことを、信じられない(否認)
  • 自分や周囲に対する怒り、苛立ち
  • 「もっと早く気付いていれば」という後悔・罪悪感
  • 無気力、何も楽しめない、虚しさ
  • 集中力の低下、仕事や家事が手につかない
  • あの子の声や気配を感じる(幻聴・幻視のような体験)
  • 誰にも会いたくない、外出したくない

これらは、心が「失った」という事実を処理するための、自然なプロセスです。 すべて出ても、一部だけ出ても、どちらも正常な反応です。

主な症状(体の症状)

ペットロスは、心だけでなく体にも症状を引き起こします。

  • 不眠、または過度な眠気
  • 食欲不振、または過食
  • 胸や胃が締めつけられるような痛み
  • 頭痛、めまい
  • 動悸、息苦しさ
  • 疲労感、体に力が入らない
  • 免疫力低下による風邪などの体調不良

悲しみは、目に見えない形で体に現れます。 「心は大丈夫なつもりなのに、体が動かない」という時は、心が無意識に痛みを抱えているサインかもしれません。

「正常な悲嘆」と「複雑性悲嘆」の境目

ほとんどのペットロスは、時間と共に少しずつ和らいでいく「正常な悲嘆反応」です。 ただし、症状が長期間、強く続く場合、「複雑性悲嘆」と呼ばれる状態に至ることがあります。

一般的に、次のような場合は専門家への相談を検討してください。

  • 半年以上経っても、日常生活に大きな支障が出ている
  • 強い抑うつ症状(無気力、絶望感)が続いている
  • 不眠や食欲不振が長期間続いている
  • 自分や他人を傷つけたいと思うことがある
  • 仕事や学校に行けない状態が続いている
  • アルコールや薬に過度に頼ってしまう

これは「弱さ」ではありません。 風邪が長引いたら病院に行くのと同じで、心の痛みが長引いたら、ケアする場所があります。

症状が出ている時に、できること

症状を「無理矢理消そう」としないでください。 消そうとするほど、かえって長引きます。

まずは、症状と「共に過ごす」つもりで、できることから始めてみてください。

  • 睡眠と食事を、最低限取る(できる範囲で)
  • 朝、カーテンを開けて光を浴びる
  • 短い散歩でも、体を動かす
  • 自分の気持ちを、文字や声で外に出す
  • 同じ経験をした人と繋がる
  • 無理に「いつも通り」を演じない
  • 必要なら、心療内科やペットロス専門カウンセラーに相談する

一つでも、できる日があれば十分。 ゼロの日があっても、自分を責めないでください。

あの子から、毎日お手紙が届くアプリ

「毎日あの子」は、ペットロスに寄り添うアプリです。 毎日、あなただけに宛てた手紙が、あの子から届きます。 あなたはそれに、自分のペースで返事を書けます。

気持ちを文字にして外に出す——書くという行為は、グリーフケアでも効果が示されています。 朝の数分、あの子の言葉を読んで返事を書く。それだけで、一日のはじまりが少し穏やかになります。

症状の重さに合わせて、自分のペースで。 よかったらあなたにも。

*「毎日あの子」は、グリーフケアの専門医療や治療を代替するものではありません。 症状が重い場合は、心療内科やカウンセラーの受診を優先してください。

専門家への相談を検討してください

次のような状態が続く時は、心療内科やペットロス専門のカウンセラーに相談することを強くおすすめします。

  • 半年以上、日常生活に大きな支障が出ている
  • 強い抑うつや不眠が続いている
  • 自分や他人を傷つけたい気持ちがある
  • 仕事や学校に長期間行けない

また、今すぐ誰かに話を聞いてほしい時は、以下の窓口が24時間対応しています。

もう少し読みたい方へ

あなたの心と体が、少しずつ落ち着いていきますように。